STORY
hide-base projectは、モノづくりの原点である「これ作りたい、これやりたい」という気持ちを追いかけるシューズファクトリーブランドです。
手間そのものを楽しみ、
好きなものを追求し、
『これ』をやりたいという情熱に向きあい、
そこから新しい価値を創出することを目指します。
モノづくりへの思い
私たちの工場は岡山県倉敷市児島にあります。
この工場で毎日靴を作っています。丁寧にコツコツと。
Hide-Baseとは「隠れ家」という意味です。
工場のロケーションそのものと、さらにもう一つ。
上手くいくか?いかないか?分からない事に〝こっそり〟と時間を使って、満足するモノができたら『どうだ!』とみんなを喜ばせ驚かせるような、そんなプロジェクトにしたいという思いが込められています。
昨今では、少ない手間や経費で効率を重視した結果を出すことや、手を動かす前から結果を約束することが重要視されるあまり、モノづくりの原点といえる「これ作りたい、これやりたい」という情熱が置き去りになっていると感じます。
私たちが大切にしたいのは、「これ作りたい、これやりたい」という気持ちを追いかけ続ける。そんな隠れ家の風景です。
なぜプロジェクトなのか?
hide-base projectは、商品開発のプロセスを通じて物語を紡ぎ出すことも大切にしています。
モノがあふれ、消費のサイクルが日に日に速くなる現代ではありますが、一つ一つの商品には、人と人をつなぐ技術、技術と技術をつなぐ人、それに関わるたくさんの物語と思いがあります。
そういった物語を、奇抜さや流行のような一過性にしたくないという願いから、hide-base projectは、長く愛用していただけるように、スタンダードでありながら奥深さのあるモノづくりを志しています。
1st-project「窯の再生」
私たちは、人と技術の繋がりの中で、眠っていた小さな窯を見つけたことをきっかけに、国内では希少な「バルカナイズ製法 (※1)」での商品開発をスタートしました。
窯の規模に適したゴムの開発や、長時間の加熱に耐えられる革素材の模索など、多くの技術と多くの人が、プロジェクトを中心に渦巻き、うねりを起こしました。
その情熱から生まれた「ORIGINシリーズ」をはじめとするシューズたちは、さらに、より多くのみなさまに届くよう、新モデルを加えて進化を続けます。
※1 バルカナイズ製法
ゴムに硫黄を加えて長時間加熱することで、靴の上部分と底のゴム部分を強く接着する製法です。
丈夫でしなやかになりますが、機械化が難しく、製造工程は手作業になります。